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11月新刊「1930年のイギリス料理」のレシピは、実際には作ったことがありませんでした。私は料理はしたことがありませんし、しかも作り方が今とは全く違っているからです。
特に揚げ物の揚げ油は、「ドリッピング」と呼ばれる、肉を焼いた時に出る油を貯めておいて使うという、ものすごくカロリーが高そうなことをしています。サラダ油であっさりと揚げている現在とは違いますね。それから、今はサラダ油を大量に店頭で購入することができるから、天ぷらやとんかつのような揚げ方ができますが、むかしはそんなにたくさんドリッピングを貯めることもできなかったわけですから、どうしても揚げ焼きのようにならざるを得なかったのでしょう。
ところが、ツイッター(X)をみていまさいたら、おまじんさんという方が、実際に「1930年のイギリス料理」のレシピを再現してくださったとありました。
ありがとうございます!
リンク先は「おまじんさん」ですので、ぜひご覧ください。
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11月11日(土曜日)に開催された文学フリマ東京では、たくさんの皆様においでいただきありがとうございました。
今回の新刊は
「美女舞踏」三上於菟吉
「ラヴデイ・ブルックの事件簿」パーキス
「1930年のイギリス料理」
の三冊でしたが、近年の文学フリマでは稀に見る人出で、早い時間にあとの二冊は売り切れ、「美女舞踏」もその1・5倍の数を売り上げました。
また驚いたことに、バックナンバーも売れ行き好調でした。こんなことは文学フリマでは初めてのことでした。
そういうわけで、閉会間際にはこれしか本が残りませんでした。今までになかったことです。
ポスターをつくったせいか、それとも2ブースとったせいか、土曜日のおかげか、さっぱりわかりませんが、会場規模は5月の文学フリマと同じですけれども、今回がなんらかのブレークスルーの回だったのかもしれません。
しかし次回から入場料がかかり、さらに次の次からはお台場に会場が移るということです。不確定要素が多々ありますので安心はできません。
どうなることでしょうか。
どうぞ皆様のご愛顧は、変わらずよろしくお願いいたします。 -
いよいよ今度の土曜日11月11日は、文学フリマ東京になります。
前回のブログで、平山さんが告知されたように、ヒラヤマ探偵文庫の国内版では、三上於菟吉「美女舞踏」を発行します。A5判38ページのパンフレットになりまして、「美女舞踏」のほか、あの「獣魂」も併録いたします。
「獣魂」は、三上於菟吉が『世紀』大正13年10月号に書いたサルノベになります。『世紀』という雑誌は、同号が創刊号になりますので、そこに当時の流行作家であった三上於菟吉の作品を掲載することは、かなり売れ筋を狙ったものかと思われます。また、次号(大正13年11月号)には、千葉亀雄の「新感覚派の誕生」が掲載され、そこで『世紀』と同じ月に創刊された『文芸時代』の諸作家のあり方が〈新感覚派〉と名付けられました。これは文学史上、有名な話です。そういうトピックな雑誌に「獣魂」が掲載されていたのです。
さて、その「獣魂」ですが、今年1月の文学フリマ京都7で、おまけ小冊子として配ったものです。その後、BOOTHのヒラヤマ探偵文庫JAPANで販売しましたが、あっと言う間に売り切れてしまいました。評判もよかったので、今回、「美女舞踏」に再録することにいたしました。
ところで、「美女舞踏」のほうですが、これは『上毛新聞』大正12年1月1日付に掲載されたヘビノベになります。ヘビノベとは何ぞや? これは蛇にまつわるノベルになります。Heavy Novelではありません。わかりやすいお話です。短篇なので、内容は読んでのお楽しみに。このような作品を三上於菟吉が書くんだということを味わってください。以下に、初出「美女舞踏」の挿絵をあげておきます。
実は、この『美女舞踏』というパンフレットは、ヒラヤマ探偵文庫レーベルから新しく発行する〈大正時代の不思議小説パンフレット〉というシリーズの最初なんです。これは、大正時代に書かれた不思議な短篇小説を集めたもの。大正時代は、日本に入ってきた海外の文化が日本流にアレンジされて花開いた時代になります。文学の世界でも、作家たちが自分の作品を懸命に表現していました。わけの分からない作品も時々あります。が、しかし、不思議な感覚に満たされる作品を取り上げて、ここで紹介していきたいと思って製作してみました。これからも、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
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今週末の11月11日(土)に、文学フリマ東京が開催されます。
今回はいつもと違って土曜日開催だということで、お気をつけ下さい。
会場は
東京流通センター 第一展示場・第二展示場(〒143-0006 東京都大田区平和島6-1-1)東京モノレール「流通センター」駅 (MO-04) 徒歩1分
です。
少々足が不便ですが、他にはバスという手段もあります。
入場は無料ですが、次回の来年の文学フリマ東京から有料になるそうです。ちょっと様子を見ておきたいというかたは、今回おいでになることをおすすめします。
もちろんヒラヤマ探偵文庫も参加します。
第二会場二階の右奥あたりにある、「し41~42」です。
駅に近いほうの建物が第二会場で、遠い方が第一会場です。
前回は皆さん第一会場から入場されたのか、そちらが激混みで、第二会場はそれほどではありませんでした。しかし今回は第二会場一階で某芸人さんの本が発売されるそうですから、そちらも激混みになるかもしれません(本人は来ないようですけど)。だから第二会場二階は、唯一のオアシスかも(苦笑)。
カタログはクリックしてご覧下さい。
新刊書影は
の三冊です。特に「美女舞踏」は少数部数パンフレットなので、文学フリマおよびヒラヤマ探偵文庫JAPANの直販のみの発売ですから、ご注意ください。
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ヒラヤマ探偵文庫は、今週末金曜日に開催されるおもしろ同人誌バザールに参加します。
■開催場所・開催時間・会場アクセス○2023年11月3日(金・祝) 11時~16時○会場:ベルサール神保町 2 階・3 階(全館)〒101-0065 東京都千代田区西神田 3-2-1 住友不動産千代田ファーストビル南館 https://www.bellesalle.co.jp/shisetsu/iidabashi/bs_jimbocho/access/