次にご紹介するのは、ヒラヤマ探偵文庫二冊目だった「インド帝国警察カラザース」です。
1906年のこの作品、植民地時代のインド帝国を舞台にした「シャーロック・ホームズのライバルたち」の一冊で、とても珍しいとおもいます。
こんな作品をどこで見つけたかというと、なんと
に掲載されていたのです。この時代にすでにご存知だった押川先生の慧眼に圧倒されます。
ご覧の通りです。
びっくりですね。
で、一生懸命探したところ、なんと復刻ファクシミリ版が2013年に発行されていたことが判明しました。
ハードカバーです。
中扉です。オリジナルそのまま、挿絵も入っています。できれば初出雑誌も知りたいところでしたが、さすがにそこまでは。
こんな挿絵が入っています。イギリス人のお役人が狼狽えています。
こちらは、カラザースに証言をするインド人。地べたに座っています。これを差別と見るか、インド人はこちらが楽なのかは、わかりません。
著者は実際にインドで警察業務に関わっていたそうで、他にも数冊著書があるようです。
残念ながらヒラヤマ探偵文庫は、売り切れになってしまいました。
重版の予定はありません。
現在販売している本も、残りがあと4、5冊というのもありますから、どうぞお買い逃しのありませんように。
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