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佐川春風『奇怪な銃弾』を発行しました

Boothのヒラヤマ探偵文庫JAPANで、大正時代の不思議小説パンフレットの第二弾、佐川春風『奇怪な銃弾』を刊行しました。

 

 

この本には、佐川春風の「奇怪な銃弾」のほか、「宝石を覘う男」「手紙の主」の三篇が収録されています。「奇怪な銃弾」は『日本少年』に掲載された河合少年探偵物語の一つです。第一作めは、森下雨村『二重の影』(ヒラヤマ探偵文庫30)に収録された「幻の男」であり、「奇怪な銃弾」は第二作めとなります。ここで、初出の作品扉絵をお目にかけます。

 

 

これを見ると、「川合少年」という主人公の名前が見られますが、本文では「河合少年」となっていて、漢字が違います。第一作目の「幻の男」でも「河合少年」だったので、たぶん扉絵を描いた画家が聞き間違えたか、編集部のほうの連絡ミスだったと考えられます。今回復刊した大正時代の不思議小説パンフレット02では、そのあたりの雰囲気を出そうと思って、表紙の「川合少年」は初出ママとしました。内容は読んでのお楽しみ!

 

残りの収録作「宝石覘う男」「手紙の主」は、いずれも大正15年の『キング』の掲載された大人向けの掌編になります。長さは二段組みの3~4ページでたいへん短い作品です。これだけ短いと「探偵小説」として成立するのか、ということがありますが、ところがどっこい、それなりに成り立っているんですよね。そこが不思議なところです。

 

今回の本は、表紙をカラーにして、PP加工もしてみました。高級感が少し増したかな? 昨今、同人の本作りはたいへんになっていますが、これからも頑張ってやっていこうと思います。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

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