忍者ブログ
文学フリマ東京の新刊のご案内
五月十九日に開催される文学フリマ東京の新刊を、お知らせします。



「テリーの日本案内」は、大正はじめの日本を旅行する外国人のためのガイドブックを翻訳しました。以前出版した「ベデカー・ロンドン案内」の日本版のようなものです。日本への渡航方法、日本食について、ホテルや旅館の泊まり方、骨董品の買い方などが書いてあります。ちょうど「鬼滅の刃」の舞台である、関東大震災以前の大正時代を学ぶのにちょうどいいのではないでしょうか。



「趣味のモダン・アラカルト」(湯浅篤志)は大正、昭和から戦後へと続く、文人、世間の〈趣味〉への関わり方をとりあげたエッセイ集。大正文学研究者、湯浅篤志『夢見る趣味の大正時代』(論創社、2010)の続編になります。



「海老足男との対決」(ウィリアムズ)は、アガサ・クリスティ「二人で探偵を」でパロディ化されている、クリスティお気に入りの探偵小説です。しかしこの作品は今まで邦訳されたことがありません。第一次世界大戦を舞台にした、スパイ小説です。最近「二人で探偵を」の新訳も出ましたので、これを機会にお読みになってみてはいかがでしょうか。
PR

コメント